あたしンちのおとうさんの独り言〜2010.12.23

東京都青梅市議会の中村義雄議長（７７）が、市長の施政方針演説の際に眠っているような写真を市広報紙に掲載されたのは、肖像権侵害で名誉棄損にあたるとして、市を相手取り１５０万円の損害賠償と広報紙への謝罪文掲載を求め、２日までに東京地裁八王子支部に提訴した。
　訴状によると、市は２月の本会議で市長が施政方針演説をする写真を「広報おうめ」３月１５日号に掲載。中村議長も写っており、目をつむって眠っているような状態だった。中村議長はこの際撮影された写真８枚を情報公開で入手したが、ほかの７枚は正常な状態だったという。
　中村議長は「市は市民に無用な誤解や反感を与える記述は許されない。議員は公人で、撮影の承諾は必要ないが、市民の批判に常にさらされている議員の立場を配慮すべきだ」と主張している。
　一方、青梅市は「訴状を受け取っていないのでコメントは差し控えたい」としている。